Saturday, June 19, 2010

オーロラ姫。

はい、今日American Ballet Theatreの「眠れる森の美女」を観てきました。
Royal BalletのAlina Cojocaruが主演で。

クラシックバレエって数々の名作があります。
そしてもちろんそれを踊る無数のダンサーがいる訳ですが。

稀に、この人、この役を踊るために生まれてきたんじゃないか?って思う人がいるんですよね。

まぁ完全ジュリの意見ですが、例えば…
Alessandra Ferriのジゼル…
Diana Vishnevaのカルメン…
Nina Ananiashviliのキトリ…
などですかね。

いや、もちろん彼女達ほどのスターなんて何踊っても凄いんですよ?

でもその人の全てがその役にはまりすぎてて、全幕中鳥肌立っちゃう時ってあるんですよね。

今日のAlina Cojocaruはオーロラ姫そのものでした。

Alina Cojocaruは多分Nina Ananiashviliに次いで憧れるダンサーなんで動画はもう色んなバレエで見てるし、もちろんオーロラも見てましたが、生で見ると…
久しぶりにただただ感激して涙が出ました。

身長たった157cmの女性からあんだけのパワーが出るなんて信じられませんでした。

あんな完璧なRose Adagio見たことなかったし、ヴァリエーションも全部オーロラ姫の教本じゃないのか?と思えました。

外見から、テクニックから、人間性から、Alina Cojocaruの全てがオーロラ姫でした。

なんかもう上手く言葉にできなさすぎて、永遠こうやってだらだらと今日見てしまった奇跡のことについて書けそうです。

オーロラ姫ってバレエ始めた以来めっちゃ憧れてた役で、2回だけ3幕のヴァリエーションを躍らせてもらった時の嬉しさは今でも忘れません。
それもあって今日は自分の中で特別やったんですかね?

バレエを見て泣いたのはNina Ananiashvili以外では初めてでした。
Ninaは好きすぎて、どの演目でも感動しすぎて涙こぼれちゃうんですよね…彼女がABTから引退して本当に寂しいです。

今日のAlinaのパートナーのJose Manuel Carrenoも何回も見てますが、貫禄がすごいですね。
実は3幕のヴァリエーションの時、彼のかつらがとれてしまって、客席みんなが一瞬笑いこらえてた瞬間は、ある意味めっちゃ貴重な体験でしたけどねwww

リラの精のStella Abreraも、ジゼルのペザントPDD、海賊のOdalisqueなど色んな役で見てますが、今日のリラの精はジュリが見たなかで一番はまり役でした。

本当に貴重な一日でした。
一生の思い出です。

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