Thursday, April 8, 2010

My Baby.

11年間、私の側をひと時も離れたことのないMy Babyをご紹介します。

イタリア・クレモナのAldo Brugniniって方が1998年に作って、1999年に私の元にやってきた私のBabyです。

ヴァイオリン弾いてる人やったら分かると思うけど、それぞれの楽器って紛れもなく自分の「声」があるんだよね。
この楽器も買う時、何台も何台も色んなの引いたけど、この楽器が「これやぁーーーー!!!」って自分に合ったんだよね。

なんか、ジュリが響かしたい音とかスパーン!!って来るんです。
特に低音が綺麗に響くの♪♪

そういう意味ではどんな高価な名器よりもジュリにとっては名器です。

この子の最高のパートナーはフランス・パリのBenoit Rolland(今はボストンにいるみたいやけど)って方が作った弓です。
ヴァイオリンの弓の値段の目安ってヴァイオリンの3分の1らしいけど、実はこの弓、ヴァイオリンの半分ぐらいの値段しました。
弓もまぁー何本も試したけど未だに「うわ、この弓、めっちゃ合う」って思った瞬間覚えてます。

長年お世話になった今は亡き絵譜工房の宝木さん、こんな素敵な出会いをさせてくれてありがとう。


実はNew Yorkに来て、全然ヴァイオリン触ってなかった時期あったんですが、最近ヴァイオリンに救われてます。
一人で音楽に向き合ってると、本当になにも考えず、素直に感情だけが飛び出るって感じして、本当に安らぎます。
でも技術がついていかなくて…もっともっと真面目に練習しとけばよかったなぁ、って後悔する限りです。
ヴァイオリンを弾くことは大好きで、中・高校時代オーケストラの授業が一番安らぐ時間でもあったんやけど、練習が嫌いで…
でも本当にヴァイオリンをやってたから素敵な出会いもいっぱいあったし、貴重な経験もいっぱいしたし、何よりヴァイオリンやってるおかげで自分の第2と第3の母国の中国とイギリスにも行けたし、本当にヴァイオリンにありがとうです。

ヴァイオリンを弾くってだけじゃなくて、最近一人でいるとほとんどクラシックばっかり聞いてますね。
歌詞とかがないから、何かよけいなこと考えずに済む、ってか生の感情だけが音になってるって感じで、いいね♪ほんとに♪
最近はまってるのがGlenn Gouldが弾くベートーベンのピアノソナタかな。8番と17番が最高です。

家にピアノも欲しいなぁ…。がんばって今年の末には買うぞ!!!

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